コード GF52-01
授業科目 国際交流実習1
副題 (ナショナリズムを超えて共生の道を考える)
副専攻 A3・G1
特記事項
担当者 仲居 宏二、他7名
単位 2
期・曜時 前期 金5
対象学年 1(A)・2・3・4年

学習目標
 国際交流を“くに”(国)というキーワードで考えていく。
イデオロギー対立の東西冷戦が終わり20年。しかしまた新たな対立の図式が生じている。領土、権益、国境、身族自立などをめぐり、それぞれが“国益”や“国家意識(ナショナリズム)”を唱えながら対立の構図が世界各地で起こっている。
この実習では、各国からの留学生とともに、この現代的な問題を、歴史的、文化的、経済的、政治的なアプローチでどのような展望を持っていくのか、世界とそれぞれがどうつながっていくのか、共生の道を探る。
授業概要
 身近で日常的なことから“くに”とは、“ナショナリズム”とはを議論する。通信、ロジスティック、様々な交流が活発になったにもかかわらず、何故対立が生まれるのか。
グループに分かれ、事実関係の調査、研究をベースに議論をし、前期終了時にそれぞれのグループが“ナショナリズムを超えて”というテーマで発表する。
前半はオムニバス形式で各教師陣がそれぞれの専門性の立場で講義し、それをベースにグループでディスカッションを重ねていく。

*各回の授業内容は順番が変更する可能性がある。
テキスト
 『文明の衝突と21世紀の日本』サミエル・ハンチントン著 集英社新書
講義を受ける前にこのテキストを読了しておくこと
参考文献・課題図書
 『文明の衝突』サミエル・ハンチントン著 集英社
他に適宜プリントや資料を配布
受講生への要望
 時事的な問題や歴史的な論争なども調べながら、身近なことから“くに”とは何か、“ナショナリズム”とはを考え、対立や衝突を超えていく道筋を議論しながら、国際交流の真の意味を探っていく姿勢で臨んでほしい。
評価方法
 出席、リアクションペーパー、リポート、議論参加、発表など総合的に評価する。
授業計画
1.オリエンテーション(授業の進め方について)
2.グループディスカッション 1(地域の課題―中国・アジア)
3.グループディスカッション 2(地域の課題―アフリカ)
4.グループディスカッション 3(地域の課題―北米)
5.グループディスカッション 4(地域の課題―ヨーロッパ)
6.グループディスカッション 5(地域の課題―中東)
7.グループディスカッション 6(宗教の問題)
8.グループディスカッション 7(人権の問題)
9.グループディスカッション 8(民族の問題)
10.グループディスカッション 9(言語の問題)
11.発表準備(グループでのまとめ)
12.発表準備(プレゼン資料作成)
13.発表準備(リハーサル)
14.発表
15.発表を終えて(講評など)
自由記述欄
 

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