コード HA86-01
授業科目 哲学・倫理学特講Ⅶ
副題
副専攻 H1
特記事項
担当者 河上 正秀
単位 2
期・曜時 前期 水2
対象学年 1(B)・2・3・4年

学習目標
 人間は、世界の中に「ある」という事実性に目覚め、それへと問いかけることなしには存在しえなかった唯一の存在であるが、そのような「驚き」としての哲学的問いが、近代の人間に対して投げかけてきた思想史的意義の諸相を学ぶ。
授業概要
 全体としては、近代以降のドイツ思想を中心にしながら、哲学的諸相と倫理学的諸相との相関的関係によって生じる思想史上の諸問題を講義する。そのことを通して現代のわれわれから見て重要かつ不可欠な近代における思想のもつ基本的な諸課題を考える。
テキスト
 テキストは用いません。授業用の資料は配布します。
参考文献・課題図書
 飯塚勝久他編『ヨーロッパ精神史』北樹出版、河上正秀編著『他者性の時代』世界思想社、河上正秀著『行為と意味』未知谷
受講生への要望
 主題に関する強い関心をもっていること。哲学・倫理学特講Ⅷとの内容上の連続性があり、可能ならば両科目の履修を薦めておきます。
評価方法
 学習意欲、出席状況、試験結果による総合評価
授業計画
1.授業全体についてのガイダンスと資料紹介・授業の概要説明
2.近代思想についてのアプローチの方法と意義の説明
3.近代以前の思想史とその課題
4.デカルトの思想Ⅰ:認識論
5.デカルトの思想Ⅱ:存在論
6.デカルトの思想Ⅲ:倫理学
7.カントの思想Ⅰ:認識論
8.カントの思想Ⅱ:存在論
9.カントの思想Ⅲ:倫理学①
10.カントの思想Ⅳ:倫理学②
11.ヘーゲルの思想:歴史哲学・弁証法
12.ヘーゲルの思想:存在論
13.ヘーゲルの思想:倫理学
14.ヘーゲル思想の多様な思潮の展開
15.総括:近代思想の歴史的意義と現代思想への反照
自由記述欄
 

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