コード HA89-01
授業科目 哲学・倫理学特講Ⅹ
副題 (『論語』講読)
副専攻 H1
特記事項
担当者 德重 公美
単位 2
期・曜時 後期 月2
対象学年 1(B)・2・3・4年

学習目標
 儒教思想は東アジアを代表する思想の一つです。『論語』を通して儒教思想に対する理解を深めながら、現代に通じる課題として、人間同士のかかわりや個人と社会のかかわりについて考えることを目標とします。
授業概要
 日本の思想は中国・朝鮮の思想と深いかかわりを持ちます。中でも『論語』は、日本においても古くから親しまれてきました。本講義では、『論語』を読みながら、儒教思想にかんする基礎知識を習得します。また『論語』の代表的な解釈(中国朱子学・日本古学)をとりあげることで、その意味の多義性と、儒教思想の発展・日本における儒教的思惟の受容を見ます。
テキスト
 金谷治 訳注『論語』(岩波文庫)
参考文献・課題図書
 必要に応じてその都度紹介します。
受講生への要望
 授業中に本文を音読したり、授業にかんする感想や疑問をリアクションペーパーに書いてもらったりしますので、積極的に授業に参加してください。
評価方法
 出席とレポート
授業計画
1.オリエンテーション:『論語』とは
2.孔子について
3.孔子と「儒」
4.孔子と弟子たち
5.儒教的教育論:「学」
6.学問の目的:「道」
7.理想とする秩序:「礼楽」
8.人間の目指す姿①:「君子」
9.人間の目指す姿②:「仁」
10.儒教思想における道徳と政治
11.『論語』解釈①:古註
12.『論語』解釈②:朱熹『論語集註』
13.『論語』解釈③:伊藤仁斎『論語古義』
14.『論語』解釈④:荻生徂徠『論語徴』
15.まとめ
自由記述欄
 

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