コード AM17-01
授業科目 キリスト教学Ⅰ-7
副題 (聖書から学ぶキリスト教)
副専攻
特記事項
担当者 廣石 望
単位 4
期・曜時 通年 金3
対象学年 1(A)・2年

学習目標
・キリスト教正典である『聖書』に関する基礎知識を得る。
・キリスト教に固有な現実理解の特徴を理解する。
・古代のテキストを現代的視点から読むことを学ぶ。
授業概要
 キリスト教は、イエス・キリストが人間と世界に対する神の決定的な働きかけであると理解し、この理解の証言として『聖書』という書物を「正典」と定めている。その『聖書』の歴史的・文化的な背景を踏まえつつ、いくつかの視点からキリスト教に特徴的な内在的論理の特徴を探る。
テキスト
 『聖書 新共同訳 旧約聖書』(日本聖書協会)
 聖書を持っていない人は購入すること。
 なお授業時に配布するプリント
参考文献・課題図書
・青野太潮『どう読むか、聖書』(朝日選書490)
・小田垣雅也『キリスト教の歴史』(講談社学術文庫1176)
・芦名定道/土井健司/辻学『現代を生きるキリスト教』(教文館)
・上村静『宗教の倒錯:ユダヤ教・イエス・キリスト教』(岩波書店)
・土井健司『キリスト教を問いなおす』(ちくま新書425)
受講生への要望
 意欲的に取り組んで下さい。私語厳禁。
評価方法
 出席40%、年間で約6回行われる小テスト60%。
 その他の加点要素についての扱いは授業時に指示する。
授業計画
1.導入:宗教とは何か?
2.四つの古代宗教のテキスト比較
3.『聖書』の構成
4.古代イスラエル史の基礎知識
5.■ふりかえりと第1回小テスト
6.モーセ五書:歴史における神と民族
7.原初史(創世記1-11)から
8.契約思想について
9.『申命記』について
10.■ふりかえりと第2回小テスト
11.預言書:拝一神教とカリスマ
12.王国時代
13.捕囚期と捕囚期後
14.黙示思想について
15.■ふりかえりと第3回小テスト
16.諸書:日常経験と神
17.詩編について
18.知恵文学について
19.雅歌について
20.■ふりかえりと第4回小テスト
21.ヘレニズム・ローマ時代史の基礎知識
22.ナザレのイエス(1):放浪
23.ナザレのイエス(2):譬え
24.ナザレのイエス(3):奇跡
25.■ふりかえりと第5回小テスト
26.イエスの死と復活信仰の成立
27.キリスト論とメタファー:「犠牲」
28.使徒パウロ:民族主義と教会
29.古代教会における三一論の成立
30.■ふりかえりと第6回小テスト
自由記述欄
 

Copyrights 2013 University of the Sacred Heart , Tokyo all rights reserved.

■BACK ■検索システムへ ■TOPへ