コード MA12-01
授業科目 英語学概論
副題 (言語の法則を探る)
副専攻 M1
特記事項
担当者 林 龍次郎
単位 4
期・曜時 通年 金3
対象学年 1(A)・2年

学習目標
 英語学(言語学)各分野の基本的な知識と問題の考え方を身につけることが目標である。
授業概要
 日常意識されていない様々な法則性が言語には存在する。それを発見するための科学的・論理的な分析法と、実際の成果を提示する。この授業が、英語とはどのような言語であるか、さらに人間言語とはいかなる性質を持った体系であるかを考えるきっかけとなることを期待する。基本的に講義形式により授業を進める。
テキスト
 影山太郎他(2003) First Steps in English Linguistics(英語言語学への第一歩)第2版 くろしお出版
参考文献・課題図書
 Fromkin, R., R. Rodman, and N. Hyams (2010) An Introduction to Language. 9th ed. Heinle.
 Radford, A. et al.(2009) Linguistics: An Introduction. 2nd ed. Cambridge Univ. Pr.
 大津由紀雄他(編)(2002)『言語研究入門―生成文法を学ぶ人のために』研究社
受講生への要望
 ノートをとること。その日のうちにノートを見直して十分に理解すること。不明の点は質問すること。
評価方法
 前後期それぞれの期末試験および出席・小テストなどの平常点により評価する。
授業計画
1.英語学・言語学の諸分野概観
2.言語の一般的性質(1)
3.言語の一般的性質(2)
4.音韻論(1) 音素
5.音韻論(2) 音の変異
6.音韻論(3) 音節
7.音韻論(4) ストレス・リズム
8.形態論(1) 形態素
9.形態論(2) 派生語
10.形態論(3) 複合語
11.形態論(4) 種々の語形成
12.語の意味論(1) 意味とは
13.語の意味論(2) 単語の意味分析
14.前期のまとめ
15.前期試験
16.統語論(1) 生成統語論と普遍文法
17.統語論(2) 文法性と容認可能性
18.統語論(3) 句構造
19.統語論(4) Xバー理論
20.統語論(5) 主要部移動
21.統語論(6) WH移動
22.統語論(7) NP移動
23.文の意味論(1) 意味役割
24.文の意味論(2) 文法と意味の関係
25.談話構造(1) 新情報・旧情報
26.談話構造(2) 分裂文・話題化・受動態
27.語用論(1) 発話行為
28.語用論(2) 会話の公理
29.後期のまとめ
30.後期試験
自由記述欄
 

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