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「持続的開発目標(SDGs)を捉え直す~持続可能な都市部の食用緑化演習」学外研修報告
昨年度に引き続き、今年度前期もグローバル共生研究所の TULADHAR, Astha(トゥラダール アスタ)客員研究員による講義、「持続的開発目標(SDGs)を捉え直す~持続可能な都市部の食用緑化演習~Urban Sustainability- Edible Greenery for Cities」が行なわれています。
この授業の一環で、渋谷区にある「都市中心部の小さな植物園」として知られる「渋谷区ふれあい植物センター」の見学に訪れました。参加した学生は17名。事前に植物の名前を携帯アプリで調べる方法を学んだ後、約2時間半かけて同施設を見学し、カカオ、マンゴー、バナナ、パパイヤ、ドラゴンフルーツ、コーヒー、バニラなどといった熱帯植物を含む各種植物の「観察」や水耕栽培室の見学、施設スタッフとの質疑応答などを行ないました。学生たちはこうした見学や授業を通じて、「大学や自宅など都市部の限られたスペースを利用した植物栽培の実際について学び、それをきっかけとして自然のことや世界のこと、すなわち地球規模の問題に触れ、深く考えることで、いわゆる“Think globally, Act locally.”を実践できている」とアスタ研究員は話します。
学生からは以下の感想がありました。
「小さなスペースに沢山の植物が育てられていてとても興味深かったです。見たことのある、食べたことのある果物やハーブが多く、こんなふうに育つのかと驚きと発見がありました。また、見学の時間を利用してカフェスペースでスイーツとドリンクを頼んだのですが、今育てているミントの活用法を学ぶことができました。」
「都会の中にあるとは思えないほど緑が豊かで、リラックスできる空間でした。温室に入ったときの湿度や土のにおい、葉の色の鮮やかさが印象的で、五感で植物を楽しめる場だと感じました。今回の見学を通して、育てる楽しさや自然の奥深さに少し触れることができたように思います。」
【参考】昨年度の学外研修報告はこちら
(グローバル共生研究所)


