史学科Department of History
歴史を楽しく学ぶことを通して、現在と未来のさまざまな問題に対処できる力を養います。

歴史とは、過去の人々の智慧と努力、成功と失敗の巨大な集積です。私たちや社会はこれからどこへ向かっていくのか、より良い未来のためにどう行動するべきか。社会や価値観が激しく変化する現代において、そうした疑問を解決する手掛かりは、歴史の中に見いだすことができます。史学科では、歴史を多面的な視点で捉えることで新たな気づきを促し、現代を見つめ、未来の問題を解決する力を育てていきます。
学科の特徴
1歴史について幅広い知識を身につけ、問題解決能力を養う

単に事実を知り、暗記をするのではなく、同じ過去の出来事でも視点や発想を変えることで、また違った見方ができるのだということを授業を通して体験します。こうした体験により、実社会におけるさまざまな問題に対応し、解決していく力を身につけていきます。
2時間的にも空間的にも幅広く学ぶ、多彩な授業メニュー

古代史から現代史、ヨーロッパ史からアジア史、考古学から民俗学まで、さまざまな時代や地域、分野に関する、幅広い知識を自身の興味・関心に応じて学ぶことができます。また時代や地域の枠を超えて、特定のテーマを歴史学の視点から分析していく授業も用意されています。本学科が開設する学びのテーマは実に多彩で、大規模大学にも引けを取りません。
3丁寧な指導と、主体性が身につく学外活動

2年次生のための入門授業や専門性を深めた3・4次年生のためのゼミのほか、文献講読といった授業を用意し、学生一人ひとりの適性と進度を見極めた丁寧な指導を行います。また、学外活動や学外研修の機会も多く、学生の主体的な学びを深めていきます。
学びの分野
日本史コース
日本史の教員全員が授業を行う2年次の演習を経て、3~4年次には日本古代史、日本中世史、日本近世史、日本近現代史のいずれかのゼミで専門的な研究を行う。史料を的確に分析するため、必修科目で漢文、候(そうろう)文、変体仮名、草書体の読解力を身につける。
- 学びのキーワード
-
世界史コース
2年次に演習で広範な知識を学び、3~4年次に東・東南アジア史、南・西アジア史、ヨーロッパ中世史、ヨーロッパ近世史、ヨーロッパ近現代史、アメリカ史のいずれかのゼミで研究を進める。関連する言語について文献講読の授業があり、原典の読解を通じて広い視野を獲得し、自らのテーマを多面的に探求する。
- 学びのキーワード
-
史学共通科目
日本史・世界史の枠にとらわれず、例えば衣服やすまい、災害と地域社会など、社会・文化・生活に関するさまざまなテーマを、歴史学の方法によってみていくと、どのようなことが分かるのかを考える。
- 学びのキーワード
-
学びの流れ
画面を拡大してご覧下さい。

卒業後の進路
本学科の卒業生は、毎年大部分が企業、官公庁に就職します。一方で学びを深めるため大学院に進学する学生もいます。企業では、金融、IT関連、メーカー、運輸、マスコミ、医療などに就職実績があります。教職課程を履修して教員になる人、博物館学芸員課程を履修して博物館に就職する人もいます。

- 【その他】
- 宿泊業・飲食サービス業/その他のサービス業/建設業/その他の製造業/不動産取引・賃貸・管理業/生活関連サービス業・娯楽業/医療業・保健衛生
取得できる免許・資格
- 高等学校教諭一種免許状(地理歴史)
- 日本語教員
- 博物館学芸員
- 図書館司書
- 司書教諭
活動紹介
教員紹介

石原 比伊呂 准教授
日本中世史、室町時代の公武関係史

印出 忠夫 教授
ヨーロッパ中世史、キリスト教史

大西 吉之 教授
ヨーロッパ近代史、オランダ近世の社会経済

桑名 映子 准教授
ヨーロッパ近現代史、ハプスブルク帝国史

齋藤 久美子 准教授
西アジア史、オスマン帝国史

佐々木 恵介 教授
日本古代史、律令国家の官僚制

土田 宏成 教授
日本近現代史、災害や戦争が社会に与えた影響