1. HOME
  2. 学部・大学院
  3. 大学院
  4. 修士課程・博士前期課程
  5. 英語英文学専攻(修士課程)

英語英文学専攻(修士課程)

本専攻は、英文学と英語学の2つの研究分野から成り立っています。英文学分野では、英・米・アイルランドの詩・小説・演劇・児童文学・批評・翻訳の諸問題を扱います。また、文学活動の根源となるキリスト教文化の重要性も学びます。英語学分野は、統語論・形態論・音声学・音韻論・意味論・語用論・社会言語学・談話分析・英語教育学・第二言語習得などの研究を行います。本専攻修了後、博士後期課程人文学専攻でさらに研究を深めることができます。

英語英文学専攻の特色
  • 学生の研究テーマに合わせたきめ細かな教育が行われている。論文執筆に必要な専門分野の知識と英語表現力を培い、かつ学生の主体的な参加を促す少人数の演習形式の授業を中心とする。幅広い視野から助言を得るための指導体制が整っている。
  • 約6割の開設科目が英語で行われるなど、高度な英語運用能力の充実が図られている。
  • 国際社会に目を向け、社会貢献ができる人材を養成するため、国内外から外国人講師を招聘した講演会や交流会、英国の劇団等を招聘した公演等など、さまざまなレベルの国際交流を推進している。
  • 修了後の進路としては、博士課程進学を経ての研究職、中学・高校の教職、一般企業総合職への就職、海外への留学等がある。
委託聴講制度
大学院英文学専攻課程協議会の協定に基づき、首都圏を中心とする11校の私立大学大学院の開講科目を履修することができる。協定大学は、青山学院大学、上智大学、津田塾大学、東京女子大学、東北学院大学、東洋大学、日本女子大学、法政大学、明治学院大学、明治大学、立教大学。単位の認定は10単位以内である。

研究分野・領域

英文学分野

英米文学が中心となるが、イギリス・アメリカのみならず、アイルランドを始めとする英語圏の文学も広く対象とする用意がある。ジャンルとしては、詩・小説・評論・演劇にわたり、テクストの正確な読解・分析に基づく個々の作品・作家の精緻な研究はもとより、それに並行してそれぞれの背景をなす社会や時代思潮に対する知識と理解を深めることも重要な目標である。
個別の作家研究で専任教員による指導体制が特に整っているのは、シェイクスピアと同時代作家、オースティン、D・H・ロレンス、ホイットマン、T・S・エリオット、ジョイス、ベケットについてであるが、他の研究対象についても専攻生の多様なニーズに応え、修士論文の執筆にいたる専門的知識の涵養と研究能力の習得の機会を設けるよう努めている。また、伝統的な研究および研究方法を生かしながら、新領域の開拓や先端的な研究方法の実践をめざし、キャノニカルな作品とともにアジア系英語圏作家・女性作家の作品や、デジタルメディアと文学、児童文学、翻訳等、近年、研究が活発な分野を幅広く扱う。

英語学分野

統語論・形態論・意味論・語用論・談話分析・音声学・音韻論・第二言語習得など多岐にわたり、理論・実証両面から研究が行われる。英語学とは英語を対象とした言語学であり、英語のありのままの姿を見つめ、詳細な調査・分析によって言語現象の記述・説明をするものである。英語という言語の研究を手がかりとして、あるいは英語を日本語など他の言語と比較対照することによって、英語のみならず人間言語の構造と機能について理解を深めていく。
英語学分野の修士論文では、最近の言語理論に基づいた先行研究を検討し、自身で収集したデータを用いて議論を構築することが期待されており、それを可能にするため専任教員による綿密な指導が行われる。学生は、まず言語分析の基本的な技能を身につけた上で、人間の存在の基盤である言語の普遍的な性質を明らかにすることを究極的な目標とした射程の大きな研究に進むことが望まれる。

英文学分野・英語学分野

ともに授業は演習形式が中心であり、主体的な研究姿勢が培われる。専攻生の口頭発表をもとに、参加者全員の討議を通して考察を深め、互いに啓発しあう。また、専攻生は希望に応じて、修士論文のテーマ設定や構成等について担当教員の指導を受けることができる。修士論文中間報告会では、論文の完成に向けて全専任教員から助言を受ける機会が用意され、優秀な修士論文は『聖心女子大学大学院論集』に掲載される。図書館には、図書資料に加えオンラインDBや電子ジャーナルが充実し、研究環境が整備されている。
修了後の進路としては、本専攻で身につけた力を生かし、本学および他大学大学院博士後期課程への進学、海外への留学、研究教育機関および一般企業への就職等がある。
なお本専攻は次に示す委託聴講制度に加盟しており、専攻生には履修科目の選択領域の拡大はもとより、11の他大学大学院教員、大学院学生との交流も可能となる。

専任教員の研究領域

初期近代イギリスの戯曲等を歴史的文脈の中で捉え、文化的記憶における表象型の伝達のダイナミクスについて考察しています。19世紀以降の創作おとぎ話の役割や、翻訳の諸問題にも関心があります。

第二言語習得研究について幅広いテーマを扱っています。特に個人差、学習者要因、語用論的発達、L2ライティングに興味があり、気づきとアップテイク、フィードバックの効用について研究しています。

英語音声(特にリズムやイントネーション等の超分節的要素)の習得や指導法の研究が専門です。母語の異なる話者間のコミュニケーションにおける発音の明瞭度というテーマにも取り組んでいます。

主として19世紀、20世紀のイギリス小説を研究しています。感情の動きや意識の変容が織りなす他者表象を、衣食住等の細部描写の文化的意味、自然との交感等を視野に入れて追究しています。

談話分析の観点から、異世代家族間の会話分析を中心に、医療現場や介護にまつわるコミュニケーションの諸問題を分析しています。また、高齢者のナラティブに見られるアイデンティティの形成についても研究しています。

英語の文・単語・意味などの構造的側面を研究しています。現代英語の記述的研究とともに、人間が無意識のうちに持っている言語知識の一般的性質を明らかにする理論的研究に関心があります。

アイルランドの作家James Joyceの最後の作品Finnegans Wakeの着想から完成に至るテキスト生成過程を人文情報学の手法で研究しています。その成果はFinnegans Wake Genetic Research Archiveという電子アーカイヴにまとめています。

19世紀以降の詩をもとに、詩人の生涯と詩作との関係、映画に引用される詩の意義、詩に出会う場としての映画を考察しています。またアメリカの移民作家をはじめ、記憶の継承というテーマにも関心があります。

開講科目

シラバス検索システムサイト

委託聴講制度

この制度は大学院英文学専攻課程協議会の協定に基づくもので、学生が研究上の必要により、本大学院と協定を締結した下記の大学院の講義科目を履修しようとする場合に協定校に委託される聴講制度である。

協定大学名

  • 青山学院大学
  • 上智大学
  • 津田塾大学
  • 東京女子大学
  • 東北学院大学
  • 東洋大学
  • 日本女子大学
  • 法政大学
  • 明治学院大学
  • 明治大学
  • 立教大学

修士論文題目

年度(修了生)題目
2017(平成29)年度
  • DISGUISE AS SELF-EXPRESSION IN SHAKESPEAREAN PLAYS
  • HOW IRISH MYTHS WERE PASSED DOWN TRANS-GENERATIONALLY: FROM PAGAN IRELAND TO MODERN IRELAND
2016(平成28)年度
  • A COMPARISON OF CLOWNS' AND FOOLS' WISDOM INTHE MERCHANT OF VENICEANDMUCH ADO ABOUT NOTHING: PLAYER FOOLS VS NATURAL FOOLS
  • LEXICAL SEGMENTATION SKILLS IN SECOND LANGUAGE LISTENING: EFFECTS OF INSTRUCTION
2015(平成27)年度
  • OUTPUT, NOTICING, AND LEARNING:HOW DO OUTPUT TASK CONDITIONS AFFECT NOTICING AND LEARNING?
  • ANIMAL LIFE OBSERVED IN BEATRIX POTTER'S TALES:NEIGHBORLY TIES, FAMILIAL TIES, AND TIES WITH HUMANS
  • A HISTORY OF A FOUR-FOOTED VILLAIN:REPRESENTATIONS OF THE WOLF INLITTLE RED RIDING HOODRECREATED THROUGH HANOVERIAN EYES
2014(平成26)年度
  • A STUDY OF THE RESULTATIVE CONSTRUCTIONS
2013(平成25)年度
  • UNDERSTANDING FORGIVENESS IN EMILY BRONTE: A STUDY OF RELIGIOUS ELEMENTS IN HER POETRY ANDWUTHERING HEIGHTS
2012(平成24)年度
  • "QUASI-DOUBLES" IN THE FIRST-PERSON NARRATIVE: A STUDY OFDAVID COPPERFIELD AND THE SHADOW-LINE
2011(平成23)年度
  • A CONTRASTIVE STUDY OF REFLEXIVE PRONOUNS
2010(平成22)年度
  • MATTHEW ARNOLD'S "THE SCHOLAR-GIPSY" AS AN ELEGY
  • ELIZABETH GOUDGE AS A STORY WEAVER: A NARRATIVE SPACE IN THE TALE OF LADY AND THE UNICORN
  • THE LOSS OF THE AUTHORSHIP OF THE NARRATOR: A STUDY OF VLADIMIR NABOKOV'SPNIN
  • THE DEPICTION OF THE CHILD IN CHRISTINA ROSSETTI'SSING-SONG: A NURSERY RHYME BOOKANDSPEAKING LIKENESSES
  • THE SEASONAL SEQUENCE IN THE WORK OF WALLACE STEVENS
2008(平成20)年度
  • L.M.MONTGOMERY'S IDEAS OF NATURE AND ASPECTS OF NATURE INANNE OF GREEN GABLES(1908)
  • THE STRUCTURE AND MEANING OF SMALL CLAUSES
  • THE AMBIVALENT MEANINGS OF FOOD IN LEWIS CARROLL'S FANTASIES AND HIS LIFE
2007(平成19)年度
  • LOVE AS THE CENTER OF MOVEMENT IN T.S.ELIOT’SFOUR QUARTETS
  • ISSUES OF JAPANESE EQUIVALENTS OFMAY: FROM THE PERSPECTIVE OF SEMANTICS
  • A STUDY OF THE RESULTATIVE CONSTRUCTION IN ENGLISH AND JAPANESE