1. HOME
  2. 学部・大学院
  3. 大学院
  4. 修士課程・博士前期課程
  5. 社会文化学専攻

社会文化学専攻(博士前期課程)

社会文化学専攻は、人間関係学科と国際交流学科を母体として設けられた大学院の専攻であり、現代社会における人々の行動や意識、文化などを総合的に研究することを目的とする。

流動化する現代社会の様相は、特定の学問分野からだけではとらえ切ることができない。その実態と変化の方向性を理解するには、国家や地域社会といったマクロな視点と共に、家族やその構成員としての人間というミクロな視点の双方から分析することが必要である。社会文化学専攻では、社会学、心理学、文化人類学、国際関係論、法学、比較文化論、国際開発学といった社会と思想を研究する諸領域を融合させ、今後の社会の動向を理解・予測し、あるべき姿を提言するための新しい知の体系を構築してゆくことを目指している。

本専攻では二つの領域に分けて、現代の社会文化を研究する。授業は、講義、文献講読を重視しつつも、調査実習、データ解析、プレゼンテーション、討論などの要素を多く盛り込んだ実践的、実習的な形式で行われる。

修士論文の指導は、指導教員一名、副指導教員一名を配した複数指導体制で行い、幅広い視点を培う一方、徹底した個人指導によって個々の学生の問題意識をより深く掘り下げていく。

なお、本課程では「専門社会調査士」の資格を取得するために必要なカリキュラムを用意している。「専門社会調査士」は「社会調査士」の上位資格で、本課程所定の単位を修得し、適切なデータを用いた論文(修士論文でも可)を提出することによって、社会調査士資格認定機構から認定される。

社会文化学専攻サイト

研究分野・領域

社会システム研究領域

家族、人間関係、社会適応、社会福祉、国際関係など、現代社会で生じているさまざまな現象や問題点を、社会学、社会心理学、国際関係論、法学などの視点から総合的かつ構造的に考察する。

比較文化研究領域

世界の国々、諸地域の思想、言語、風俗、習慣など、社会・文化の主体である人間の活動について、文化人類学、言語文化論、コミュニケーション論、比較思想論などの視点から考えていく。
授業は、講義、文献講読を重視しつつも、調査実習、データ解析、プレゼンテーション、討論などの要素を多く盛り込んだ実践的、実習的な形式で行われる。
修士論文の指導は、指導教員一名、副指導教員一名を配した複数指導体制で行い、幅広い視点を培う一方、徹底した個人指導によって個々の学生の問題意識をより深く掘り下げていく。
なお、本課程では「専門社会調査士」の資格を取得するために必要なカリキュラムを用意している。「専門社会調査士」は「社会調査士」の上位資格で、本課程所定の単位を修得し、適切なデータを用いた論文(修士論文でも可)を提出することによって、社会調査士資格認定機構から認定される。
また、首都圏宗教単位互換による委託聴講制度にも加入している。

専任教員の研究領域

社会システム研究領域

専門は職業社会学、労働とジェンダー。女性と男性の働き方やキャリア形成の格差を社会構造から研究している。近年の研究テーマは、新入社員の働く意識とその変化、派遣社員の働き方と改正派遣法、働く意識の30代と60代のコーホート比較、同一価値労働同一賃金の原則に基づく賃金の決定方法などである。

専門は家族社会学、質的研究法。現代社会において家族が形成され維持される過程とそこでの人びとの活動や実践のあり方に関心をもつ。現在は日本家族社会学会による全国家族調査(質的調査)にも携わっている。

社会心理学、特にマス・コミュニケーション。災害や犯罪、ファン心理、不思議現象など、フィールドの問題を切り口に、マス・メディアの社会的影響を研究している。

専門は社会心理学。「他者の目に映る自己」への意識と対人行動や対人感情との関係が研究テーマである。特に個人の社会的行動を制御する「羞恥心」という心のシステムに関心をもっている。その他、被服行動、外見意識と年齢、迷惑行為などについても研究を行っている。

契約責任と不法行為責任の接近という問題状況を出発点とし、両責任の区別、そして契約の拘束力とは何を意味するのかをテーマにしている。

比較文化研究領域

社会人類学、アフリカ民族誌学、開発と文化研究を専門とする。ケニア農村での長期フィールドワークの実績から、社会調査法についての研究も深めている。

国際開発学(特にNGO論、社会開発論、ODA研究、農村開発論)、南アジア地域研究(特にバングラデシュ、インド、ネパール)を専門としている。市民社会的な視点から、現地の人々の視点を大事にした研究や実践に取り組んでいる。

専門は思想交渉史と日本語教育。思想の接触と交渉を中心とする比較思想・比較文化研究がテーマで、世界各地、各時代のキリスト教の変容と土着化の問題や日本におけるキリスト教と神道の関係史の研究を行っている。また、文化接触・受容の問題のうち、人々の移動によって構成される現代の多文化社会での子供の日本語教育・母文化保持教育も研究テーマ。

中国の古代哲学、特に紀元前3世紀頃の哲学を研究している。関心の中心は論理 および論理学的思考にあって、主に『公孫龍子』『墨子』を考察の対象にしている。

フランス文学。異文化や他者の表象のされ方を19世紀フランス文学の諸作品に探り、その美的、イデオロギー的意義を考察するという文学的オリエンタリズムを専門とする。

開講科目

シラバス検索システムサイト

修士論文題目

年度(修了生)題目
2018(平成30)年度
  • 女性の生き方は変わったか ――母親と娘のライフコースの比較分析――
2017(平成29)年度
  • アドボカシーとサービスデリバリーの狭間 ――A.P.F.S.から学ぶこと――
2016(平成28)年度
  • 女子学生の被服志向性を規定する心理的要因の検討
  • 幕末から明治維新にかけての西洋医療における文化受容
2015(平成27)年度
  • 農業新規参入者の文化人類学 ──北海道平取町における担い手意識に着目して──
2014(平成26)年度
  • 東京都の伝統工芸品・江戸更紗の意義について
  • テオドール・シュトルムの短編小説ImmenseeにおけるWasserlilie(睡蓮)の指し示す女性像
2013(平成25)年度
  • 新日系フィリピン人の就労に関する考察
  • 「在日」をめぐる文化人類学 ―朝鮮学校の経験からみえるアイデンティティ―
2012(平成24)年度
  • 外国籍児童生徒の就学義務化についての研究 ―浜松市の取り組みの事例から―
  • 「腐女子」という存在
2011(平成23)年度
  • 若年層の性別役割分業意識に影響を与える要因について
  • 演劇と公的助成 -舞台芸術政策の日仏比較-
  • F・ジルー『女性のための100の施策』 -フランス社会における職業上の男女平等の進展を中心に-
2010(平成22)年度
  • エリアーデ理論からみた日本の山岳信仰のコスモロジー -三輪山を事例として-
  • なぜ料理ができると女の子らしいと考えるのか -女子大生の意識調査から-
  • フランス女性映画監督が打ち破ったタブー -アニエス・ヴァルダAgnés Varda「歌う女・歌わない女」L'ne chante, l'autre pasを中心に-
  • 自己愛の二側面と攻撃性について -他者に対する攻撃行動と自己に向ける攻撃行動・自傷行為及び自己愛の二側面との関連について-
2009(平成21)年度
  • パリ・オペラ座革新期における上演演目研究 -1989年をめぐって-
  • 留学生の異文化適応 -中国人留学生・韓国人留学生を中心に-
  • 国際理解教育の一考察
2008(平成20)年度
  • 自虐的ユーモアセンスのストレス緩和効果の検討
  • 父母の不和の原因帰属が子どもの不適応感に与える影響について
2007(平成19)年度
  • 日本人と日系ブラジル人の協働現場におけるコミュニケーション -群馬県の事例をもとに-
  • 外国人児童への支援に関する研究 -東京都A区のB小学校を事例に-
  • 中国における一人っ子世代の親世代への扶養意識に関する研究 -瀋陽市を中心として-
  • エーリッヒ・フロム『愛するということ』の読解 -近代における愛の理想と現実を考える-
  • 葛飾北斎「神奈川沖浪裏」からフランス・ナビ派ジョルジュ・ラコンブへ -絵画の自律と海景画-