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人間関係学科「アートと都市デザイン」についての特別講演

人間関係学科 社会学領域では、現代社会のしくみと、そこに生きる人間のあり方について、社会学の立場から考えます。

人間関係学科の授業・社会学特講6(都市社会学)の講義内で、アートディレクター・デザイナーとして活躍する山崎晴太郎氏による特別講義を実施しました。

テーマは「アートと都市デザイン」です。都市や地域で、人びとのつながりを育み、その魅力を高めようとする際に発揮される、アートやデザインの力について、貴重なお話を聞く機会となりました。たとえば被災地の復興をテーマにした福島県広野町のアートフェア、長崎県大村湾の真珠養殖産業をテーマにした、価値・美しさ・命を表現したインスタレーション、重要文化財である奈良少年刑務所を再活用した「監獄ホテル」など、これまで山崎氏が携わったプロジェクトについて、豊富な実例を交えながらレクチャーをしていただきました。

都市や地域がかかえる環境問題や社会問題、産業の盛衰、そしてもちろん、その場所やそこにいる人びとの魅力への関心を喚起するための入り口として、アートやデザインが果たす役割を学ぶことができました。

<学生の感想>
・これまで授業では、都市における「人」という存在、その逆に人にとっての「都市」という存在について、アカデミックな視点から学んできましたが、今回は山﨑さんにお話いただき、アート産業から見た「都市と人の関係性」についての新たな知見を得ることができました。
・人がまちづくりをする時、ほとんどの場合はハード(施設・設備)の充実や他地域の成功例(使われなくなった学校を公的な施設として再活用するなど)に頼ってしまうというお話がありました。しかしこれではその街がもともと持っている特性や人びとの「色」が置いてきぼりになってしまい、本質的なまちづくりとはほど遠いものになってしまいます。まちづくりにおいて本当に大切なのは、人の動きや気持ちであって、その後に建物やインフラといったものが自然と続いていくのだと思いました。

また、2025年11月4日から28日の間には、山崎氏がメインディレクターをつとめ、本学の前田専任講師が実行委員をつとめる「余白のアートフェア福島広野」のポップアップ展示が開催されました。聖心女子大学グローバル共生研究所の協力を得て、4号館1階ロビーにて開催されたこの現代アートのイベントは、普段とは異なるキャンパスの彩りとなり、身近な場所で新進気鋭のアーティストたちによる作品に触れる、すばらしい機会となりました。

「余白のアートフェア×聖心女子大学グローバル共生研究所POP UP EXHIBITION」について詳しくはこちら

(人間関係学科専任講師 前田一歩)

ゲスト講師の山崎晴太郎氏
特別講義の様子
聖心女子大学ポップアップ展示2025