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  • 公開講座

    キリスト教文化研究所オムニバス講座 第5回 第6回・全6回

昨年、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産に認定されました。また、最近になっ て、1981年のヨハネ・パウロ二世の来日から38年ぶりに、ローマ教皇フランシスコが本年中に訪日の意向で あることが報じられました。そこで、今年度のオムニバス講座は「日本人とキリスト教」というテーマを掲げ、 日本人とキリスト教の関わりの歴史について取り上げるシリーズを企画いたしました。この機会に、日本人と キリスト教の500年を超える歴史をめぐる6つの物語に触れていただければ幸いです。

パンフレット
主催 聖心女子大学キリスト教文化研究所
講師 第5回 増田 早苗 (本研究所所員、聖心会)
第6回 黒住 真 (東京大学 総合文化研究科 名誉教授)
お問合せ
お申込み
聖心女子大学キリスト教文化研究所
〒150−8938 東京都渋谷区広尾4−3−1
電話 03−3407−6089
kiriken@u-sacred-heart.ac.jp
第5回内容紹介 中将姫伝説と聖母被昇天
奈良県葛城市にある当麻寺が所蔵するほぼ4メートル四方の曼陀羅は、国宝に指定されています。伝説によれば、この曼荼羅は中将姫によって織られたとされ、毎年、この寺では姫が菩薩に迎えられ生身のまま往生したことを 記念するお練りという宗教行事が行われます。1005年以来、行われているお練りに含まれる心情は、カトリックの信条である聖母マリアの被昇天を連想させます。両者に何らかの接点がありうるのか考えてみたいと思います。
第6回内容紹介 祈りのかたちとキリスト教
日本文化においては、言説の発展は部分的ですが、祈り(祭祀)は生活の様相として広がっています。また祈りは、空や大地と結びついて、超越的なものだけでなく手元の地方(じかた)にも関わっていきます。19世紀までにあったその仕組みは、20世紀にどのようにひとびとに体験されたのでしょうか。その要点を近代日本のキリス ト教をめぐりいくつかとらえ、今後の私たちに示される課題を見出します。