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2019年度 文学散歩の報告(11月2日実施)

日本語日本文学科では、毎年秋の休日に文学散歩を開催しています。教員、副手、学生が参加し、文学作品や作家にゆかりのある地を巡ります。これまでには、鎌倉、川越、紫又、上野などを訪れました。毎年の企画は、学生有志の日文委員が中心となって計画、実施しています。日文委員とはクラス委員のような係で、文学散歩の他にも春に行う新入学科生歓迎会なども企画し、学科を楽しく盛り上げてくれます。

さて、2019年の文学散歩では、11月2日に両国・浅草周辺を散策しました。まず訪れたのは、両国の「江戸東京博物館」です。私たちがお伺いした期間には、特別展「士 サムライ―天下太平を支えた人びと―」が開催されていました。古写真や風俗画、またサムライの家に伝わった道具や古文書などの資料は非常に見応えがあり、学生も集中して観ていました。夢中になるあまり展示を観終わらず、集合時間を延長したのも良い思い出となりました。展示を通してサムライの生活や仕事について学び、これまでイメージしていたサムライの印象が変わった学生も多かったようです。展示の終わりにはショップもあり、思い思いの買い物を楽しみました。

つぎに浅草寺を訪れました。浅草寺は日本最古の観音信仰のお寺といわれており、「浅草の観音様」と呼ばれ親しまれています。ご本尊さまと御前立本尊さまは御秘仏のため、お姿を拝むことはできませんが、御前立本尊さまに限り、年に一度、12月13日午後2時に限りそのお姿を拝めるそうです。まずは参拝し、神社内を散策した後に、仲見世通りで食べ歩きを楽しみました。文学散歩では、教員とともに歩きながら他愛もない会話ができ、また教員が携わる研究分野について詳しく解説を聞くこともできるので、学生にとって有意義な時間になったことと思います。

最後は、お食事会で文学散歩の締めくくりです。皆が楽しみにしているひとときで、教員とも学生同士でも親睦を深めることができました。文学散歩を通して、教員と学生の双方が、大学で見るのとはまた違った互いの一面を知ることができたと思っております。次回の文学散歩も、今から待ち遠しいです。

浅草寺での集合写真
日文委員による浅草寺の解説
スカイツリーをバックに集合写真
江戸東京博物館へ
江戸東京博物館での一コマ