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新型コロナウイルス感染症の最新情報について(注意喚起・第5報)
聖心女子大学「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」対策本部
(3月2日一部修正)
在学生、保護者、教職員のみなさんへ
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染が、依然日本国内外で拡大しています。
これまでと同様に、下に示すWEBサイトをはじめとした信頼できる情報源から最新情報を入手し、自他共に感染するリスクを減らす行動を取ることが求められます。
感染は、飛沫感染(感染者のくしゃみ、咳、つばなどと一緒にウイルスが放出され、他の方がそのウイルスを口や鼻などから吸い込むことで感染する)と接触感染(感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきそれを他の方が触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ると粘膜から感染する)によって起こります。
ウイルスの特徴から、感染を拡大させるリスクが高いのは、対面で人と人の距離が近い接触(互いに手を伸ばしたら届く距離)が、会話などで一定時間以上続き、多くの人々の間で交わされる環境だと考えられています。このような環境に行く、あるいは留まることをできるだけ回避することが求められます。
風邪やインフルエンザと同様に、まずは、感染予防につながる正しい手洗いの励行、アルコールによる手指の消毒、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖を使って口や鼻をおさえる「咳エチケット」の感染症対策を行ってください。
また、プライバシーには十分配慮し、感染症危険情報の出ている地域からの帰国者や感染者等が不当な扱いを受けないようにしてください。
1.発熱や呼吸器症状が認められる場合について
発熱やのどの痛み、咳が長引くといった症状が認められる場合は、インフルエンザ(季節性)や他の感染症の疑いの時と同様に、「咳エチケット」や手洗いなどの感染症対策に努めるとともに、学校を休んで自宅療養してください。
ただし、厚生労働省は、以下のような場合には、決して我慢することなく、直ちに都道府県に設置されている「帰国者・接触者相談センター」に電話で相談することを示しています。
・風邪の症状や37.5°C以上の発熱が4日以上続いている(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)
・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある
※ 高齢者や基礎疾患等のある方は、上の状態が2日程度続く場合
そして、新型コロナウイルス感染の疑いのある場合には、「帰国者・接触者外来」で受診することになります。この「帰国者・接触者外来」は公表されていないため、まずは「帰国者・接触者相談センター」に連絡し、そこから適切な医療機関が紹介されることになります。
2.「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」と診断された場合について
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と診断された場合は、医師や保健所等からの指示に真摯に対応するとともに、登校せず、本学保健センター(大学代表03-3407-5811)に電話で連絡してください。
なお、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、感染症法に基づく「指定感染症」に指定されました。学校保健安全法施行規則では、「指定感染症」を「第一種感染症」に分類しています。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と診断された場合は、完全に治癒するまで出席停止となります。
また、感染者の居住地管轄の保健所から濃厚接触者であるとの連絡を受けた場合は、本学保健センター(大学代表03-3407-5811)に電話で連絡し、指示に従ってください。
3.中国、韓国等の渡航について
外務省の感染症危険情報では、中国湖北省全域および浙江省温州市がレベル3「渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」、中国のその他の地域はレベル2「不要不急の渡航は止めてください」に引き上げられています(2020年2月14日現在)。
湖北省への渡航は中止し、中国のその他の地域についても不要不急の渡航はしないでください。今後感染症危険レベルが変更される可能性もあります。帰国時に発熱などの症状があると、検疫による隔離、自宅待機等場合によっては円滑な学業復帰が困難となる場合も考えられます。
また、2020年2月25日、韓国の大邱広域市(テグこういきし)及び慶尚北道清道郡(けいしょうほくどうチョンドぐん)がレベル2「不要不急の渡航は止めてください」に引き上げられました。当該地域への渡航についても慎重に検討してください。
なお、学生の皆さんは、海外渡航をする場合、事前に「学生海外渡航者届」を学生生活課への提出が必要です。必ずその手続きをとるようにしてください(学生生活ハンドブック2019、22ページ参照)。
4.中国、韓国等感染症危険レベルの高い地域へ渡航中あるいは滞在歴のある方へ
現在渡航中の方は、外務省海外安全ホームページで危険度を確認してください。帰国時には検疫があります。検疫カウンターで検疫官の指示を受け対応してください。帰国後2週間は外出を控え、自宅等に滞在するよう努めてください。
既に韓国に滞在中の学生・教職員に対しては、今後韓国国内での感染が更に拡大する可能性に備え、現地の最新情報を確認し、感染予防に万全を期してください。
発熱や呼吸器症状がある場合は、「1.発熱や呼吸器症状が認められる場合について」に従ってください。
5.関連情報ホームページ
(厚生労働省ホームページ)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
(厚生労働省 新型コロナウイルスに関するQ&A)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
(首相官邸 新型コロナウイルス感染症に備えて ~一人ひとりができる対策を知っておこう~)
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html
(文部科学省:新型コロナウイルスに関連した感染症対策に関する対応について)
https://www.mext.go.jp/a_menu/coronavirus/index.html
(外務省海外安全ホームページ)
http://www.anzen.mofa.go.jp (PC版、スマートフォン版)
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp(モバイル版)