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石井洋子准教授（人間関係学科）共著書『アフリカ女性の国際移動』出版（アジア経済研究所）
石井洋子准教授（人間関係学科）『アフリカ女性の国際移動（研究双書 No. 641）』（児玉由佳編、2020年3月）が出版されました。
同書は、アフリカ人女性の国際移動をめぐる実践を社会、経済、政治、文化的側面から6人の研究者で明らかにしています。
石井洋子准教授は、第2章「アメリカ合衆国東部への国際移動と生存戦略」を執筆しています。アフリカからの移民が急増するアメリカ合衆国で長期フィールドワークを行い、ケアワーカーとして働くケニア共和国出身のギクユ人女性の語りを丹念に拾いあげました。
移民に厳しい政策を打ち立てるアメリカにおいて、移民看護師の彼女たちはつねに排斥の不安と戦っていますが、一方でアメリカの医療体制を下支えしているのも事実です。人種差別も受けています。同稿は、アフリカから発するグローバリゼーションの一端を見つめる論文です。