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新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。
この新しい年が神様からの祝福に導かれて、皆さまとご家族が健康に恵まれ、平和と幸せに包まれますように、また、私たちの社会と世界が、地球上の「すべてのいのちを守る」道を歩みますようにと、お祈りしております。

昨年来、COVID-19のパンデミックにより「新しい日常」が求められて来ました。私どもの聖心コミュニティは、「聖心スピリット」を今こそ生きようとする教職員の熱意と献身に支えられて、「学生の学びの保証と教育の質の高度化」に努めてまいりました。これは今年も最優先課題です。
そうしたなか、学生と保護者の皆さんからのご理解とご協力を得ながら、授業を対面とオンラインの両方で展開するハイブリッド方式に挑戦しております。こうした本学の試みは「コロナ禍の中で学生の理解・納得を得るための大学の工夫例(令和2年12月23日) 」の一つとして、文部科学省のホームページでも紹介されています。

しかし、COVID-19とともに「地球上のすべてのいのち」にとって深刻なのが「気候変動」で、本学は昨年5月、日本の女子大学として、いち早く「気候非常事態宣言」を日本語と英語とで発出しました。4号館BE*hiveでは、2年前から「気候変動と私たちの生活」をテーマにした展示を開催し、学びを深めてまいりました。
学生や教職員からも、SDGsの目標達成を意識したカーボン・ニュートラルの社会づくりなど、上記宣言の具体化案が提示されています。2023年の本学創立75周年に向けて、現代教養学部の実質化、大学院の充実、学生支援と学習環境の向上を、エコ・キャンパスづくりのアイデアを生かしつつ目指しております。

社会が予測困難なSociety 5.0 へと移行するなかで、地球上の「すべてのいのちを守る」道を本学も牽引集団の一員として歩む所存です。本年もご支援とご協力のほど、よろしくお願いいたします。

「いのちを愛される主よ、すべてはあなたのもの、あなたはすべてをいとおしまれる」(知恵の書 11章26節)

2021年元旦
聖心女子大学
学長 髙祖敏明