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英語文化コミュニケーション学科等主催「国際化推進のための公開講座」(2020年度第2回)開催報告

2021年1月27(水)、アジア近現代史研究の著名な歴史学者テッサ・モーリス=スズキ氏(オーストラリア国立大学名誉教授)を迎え、「国際化推進のための公開講座」をオンラインで開催しました。

講演“The Ainu issue and Japan’s history wars”では、アイヌ文化復興のためのウポポイ(民族共生象徴空間)が昨夏北海道白老町に誕生した経緯と歴史的意義を明治以降の日本の近代化の隠された矛盾を明らかにしながらお話しくださいました。

英語文化コミュニケーション学科マックニール教授の司会で、活発な質疑応答も行われました。オーストラリアからの講演に、学部生・大学院生・卒業生の他、ベルギー在住研究者や、在日オーストラリア大使館の方の参加もあり、国際色豊かな講座となりました。

<参加した学生の感想>
アイヌ文化の歴史だけでなく、それを守る人々の努力を知ることができました。特にアイヌの伝統的な儀式であるイヨマンテに使用されている道具の復元をしていることに興味がわき、ウポポイで実際に見てみたいと思いました。それぞれが講演を通して得た小さな関心がアイヌ文化の理解と継承の輪に繋がると感じたので、このきっかけを大切にしたいと思います。(英語英文学科4年生)

本講座は聖心女子大学英語文化コミュニケーション学科・大学院英語英文学専攻、哲学科・大学院哲学専攻の主催で行われました。