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犬山城・岡崎城にて「歴史まちづくり法」に関するフィールドワークを実施

国際交流学科(グローバル社会コース)国際文化協力演習(担当教員:岡橋純子)の3年生がゼミ合宿へ出かけ、国宝天守をいだき大切に保全され続けてきた犬山城と復興天守のある岡崎城との比較考察、および「歴史まちづくり法」に基づく歴史的風致維持向上計画の理解を深めるフィールドワークをおこないました。学生が行程をつくる際、ゼミメンバーの多くが愛知県出身者でしたが、それでも誰もがまだ訪れたことのなかったお城を行き先として選ぶことになりました。

【学生の声】
「現存12天守、国宝5天守の1つである犬山城に行けたことはとてもいい経験となりました。なかなか自分一人では訪れる機会がなかったと思います。城下町では、ゼミで学んだ歴史まちづくり法に則った街並みをみることが出来ました。」

「天守閣が現存する犬山城と再建された岡崎城を巡ったことで、城それぞれの個性をみることができました。また、この数日間でゼミ生の仲をふかめる機会になりました。」

「城下町と一体となった総構えの城郭である犬山城には古い町並みが残されており、歴史の流れを体感することができました。 岡崎城では、自然石を積んだものや割った石を積む割石積みの石垣など、様々な石垣が残されており、その違いをみることができました。」

城まわりの立地や環境、現存する石垣や堀割、公園として整備された今、また城下町の見直しの様子について、皆で新鮮な目で歩き回りながら、色々な話をしました。犬山城のような文化財はその保全や管理をおこなう方々の営為が尽きないものであり、また岡崎城のような再建の場合もミュージアムとして多くを伝えるための工夫が凝らされています。日本の城の面白さが天守閣だけではないことに気づき、さらには、城の存在の現代社会における意義、地域にとっての意義を考える機会になった様子です。

(国際交流学科教授 岡橋純子)

犬山城国宝天守より木曽川を臨む
岡崎公園にて