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第29回ASEACCU(東南・東アジアカトリック大学連盟)国際会議に参加

第29回ASEACCU(東南・東アジアカトリック大学連盟)国際会議が、マニラから6時間のバスの距離にある山間の美しいバギオ市のセント・ルイス大学で開催されました。聖心女子大学からは、計4名(学生2名と教職員2名)が参加しました。

会議のテーマは“Global Goals in the Care of Our Common Home:A Catholic Response”(我々の共通の家のケアにおける世界的目標:カトリックのレスポンス)でした。この会議では、教職員と学生の2つのグループに分かれて活動しました。教職員向けの講演会では、教皇フランシスコによる「回勅 ラウダート・シ」の重要性が強調され、その普遍的なメッセージと環境問題に対するカトリックの立場を再確認することができました。この回勅は、カトリック信者のみならず「共に暮らす家」の人々を重視し、深刻な環境問題とその解決のために連携する重要性を強調しています。一方、学生向けのワークショップでは、アジア各国からの学生たちと環境をめぐる問題、特に温暖化についての意見交換を行いました。この交流では、異文化の理解を深めるとともに、カトリックの視点からの環境問題への取り組みの大切さを感じ取ることができました。

バギオ市の訪問では、経済の成長と持続可能な開発を両立させる取り組みを観察しました。特に、チョコレートやウベの生産を通した自然保護、労働者の公正な扱い、そして女性のエンパワーメントを重視するビジネスモデルに深く感銘を受けました。

会議の最終日には、各国の学生が自国の文化を紹介するイベントが開催され、聖心女子大学の学生は、他の日本人学生と共に浴衣を纏い、盆踊りや日本舞踊を披露しました。

ASEACCUのような国際的な会議は、カトリック大学同士の連携することの重要性の再認識、また地域や世界の環境、社会問題への取り組み方法を共有する重要な場となっています。

(国際交流学科准教授 Steve Corbeil)