スリランカで「国際教育協力スタディツアー」を実施

2024年3月3日から3月9日の日程でスリランカ「国際教育協力スタディツアー」を実施しました。本スタディツアーは、JICA草の根技術協力事業(支援型)として採択された「公立学校を拠点としたゴミ問題解決のためのグリーンユース・コミュニティ形成事業」（2年間のプロジェクト：2023年2月～2025年2月）の一環として行われ、今回の渡航は2023年3月および8月に続き、3回目の渡航となりました。

渡航前は事業協定校のペラデニヤ大学の教員と大学院生およびワークショップ協力校の慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科の教員と大学院生とともにオンラインミーティングを重ね、ワークショップをはじめとしたコミュニティづくりを検討してきました。

今回は１週間という短い滞在でしたが、プロジェクトの持続可能性を考慮した上で重要な今後につながる２つの成果が見られました。１点目は現地の大学院生がワークショップのファシリテーターとして子どもたちとジョイフルな学びを伴走したこと。２点目は行政と地元企業との連携が図れたことです。子どもたちが行政によるワークショップに参加するだけではなく、子どもたちとプロジェクトメンバーとともに行政と地元企業の取り組みを見学できたことは今後のプロジェクトの発展的可能性について検討できる有意義なものとなりました。今後も、各ステークホルダーと密に連携を図り、より良いプロジェクトになるよう進めて参ります。

（教育学科・永田佳之教授、グローバル共生研究所・神田和可子助教）