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教育学科が「町おこしと子ども支援」をテーマに山形県真室川町でフィールドワークを実施
教育学科の授業「人間学習2」では、地域社会に出かけ地域の方々や子どもたちと交流することで、その諸課題を肌で感じ、理解を深めます。今回は「町おこしと子ども支援」をテーマに、山形県真室川町でのフィールドワーク実施しました。
真室川小学校では、子どもたちへのキャリア教育の一環として、本学の学生が大学生活・学業・将来像について発表した後、小グループに分かれて子どもたちと自由に意見交換を行いました。また、廃校になった小学校を活用している「差首鍋地区生涯学習センター〈まざれや〉」では、うどん打ち体験を行い、地域の方々との交流を深めました。
この他にも、地域の伝承文化である平枝少年番楽の見学や、町の教育施策に関するお話、移住者による町での暮らしや仕事に関するお話、町の公営塾のお話、歴史民俗資料館の館長によるお話などを通して、地域の暮らしに関する生の声を聞くことで、学生たちは心から楽しみ、学び、懇親を深めました。学生たちは町での生活文化に参加させていただいたことへの感謝として、地域の方々にダンスやフルート演奏等を披露しました。そして、これらの活動の振り返りとともに、地域社会での活動をより良いものにするための提案を行いました。
参加学生の感想:
・今回の山形訪問を通して、人との縁というものを強く感じました。また、故郷の良さに気づくとともに、故郷を大切に思う気持ちを持ち続けることが重要であると学びました。真室川町で目にしたこと、食べたこと、体験したことの全てが貴重な経験となりました。
・大学4年間でたくさんの人と関わりながら様々な経験をしてきましたが、こんなにも新しいことばかりを体験した授業は初めてでした。町の外から来た“風の人”として、元々その土地に住む“土の人”とともに様々な体験をすることで、自分の常識を見つめ直すことができました。真室川町の人と一緒に過ごした時間は濃く充実していたためあっという間に感じました。人生において重要なさまざまなことに気付くことができた素晴らしい4日間でした。
(教育学科教授 杉原真晃)