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1年次生必修科目「基礎課程演習」で心理学をテーマとしたゼミを実施

本学では、入学してからの1年間は全員が「基礎課程」に所属し、2年次から各学科に進むという、「リベラル・アーツの聖心」ならではのユニークなシステムを採用しています。本学の1年次生は、さまざまな学問領域の入門科目や、1年次生から履修可能な各学科の専門科目を幅広く履修し、自らの視野を広げることで、より確かな目的意識と自信を胸に専攻課程へ進み、学習の手応えと成果をしっかりつかみとることができます。

基礎課程のうち、心理学について学ぶゼミ「基礎課程演習11」では、大学生活を始めたばかりの1年生が、安心して学び、自分の考えを言葉にできる授業を目指しています。高校までの学校生活に近い形を意識し、授業冒頭にホームルームのような時間を導入。匿名で寄せられた受講生の困りごとをクラス全体で共有し、ともに解決策を考えることで、同じ悩みを抱える仲間の存在を認識してもらい、孤独感や不安の軽減につなげています。

また、三浦麻子先生の著書『「答えを急がない」ほうがうまくいく』を用いた発表や議論を展開。答えを急がずじっくり考える大切さを学ぶとともに、「聴衆と発表者は支え合う仲間である」という姿勢を身に着けています。

「否定されない」という心理的安全性の高い環境だからこそ、学生は安心して挑戦できます。そして、丁寧な準備や努力が正当に評価される経験を通して、努力が報われる公正さを実感し、今後の4年間の学問に対する確かな自己効力感を獲得することを期待しています。

(心理学科教授 岸本健)