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前へ進む努力を続けていれば、必ず自分が輝ける場所がみつかる

  • 国際交流学科

松本 有花 Yuuka Matsumoto

2021年度卒業

大学での学びの全てが、いまの私の指針となっている

聖心での学び

大学2年の時に、認定留学制度を利用して、アメリカに留学しました。この制度のおかげで休学にならず、単位認定も受けられました。英語を学ぶためには、日本人があまりいない大学がよいと思い、留学先の大学探しから、手続きまで自分で行いました。これは大学の国際センターが親身になって相談に乗ってくれたからこそ実現できたことです。

大学の授業で、とても印象に残っているのは、1年次の英語の授業です。聖心の授業では、プレゼンテーションをする機会がとても多いのですが、クラスメイトの英語力やパワーポイントの作成技術、プレゼンテーションの上手さに感銘と刺激を受けました。また、担当の先生には、英語の学習方法、速読の仕方等、とても丁寧に指導していただき、このときの経験が英語を学ぶ楽しさと意欲に繋がり、将来も英語を生かせる仕事に就きたいと思うきっかけとなりました。

聖心の授業は講義を一方的に聞くというものは少なく、常に問いがあります。その問いに対して、自分の考えを述べ、ディスカッションをする。そこには問い詰める空気はなく、自分が発言しやすいように、先生方が耳を傾けてサポートしてくれますし、一緒に学ぶ学生たちが助けてくれるので、安心して自分の意見を述べることができます。その積み重ねで、自分で考えをまとめ、意見を述べることに自信が持てるようになるのだと思います。
「グローバルコミュニケーションⅡ」という授業では、日本ではコミュニケーションを取る際「察してほしい」という文化的土壌があるが、英語では、自分の意志を明確にすることが求められることを、日本語と英語の文章の組み立て方の違いから学び、ゼミでは、他言語を学ぶことは、言葉だけでなく、文化的背景を含め相手の言っていることを理解することが重要であることを教えられました。

日本のより良い未来づくりの一端を担いたい

就職活動の際「日本のよりよい未来づくりの一端を担いたい」と思うようになり、政府系金融機関の中でも唯一、特定の政策実現を目的としておらず、世の中やお客様の課題起点で新しい価値を生み出すために前例のないことに取り組んでいる日本政策投資銀行に就職しました。仕事をする上で、聖心で培った「答えのないものに向き合う姿勢」や「様々な意見を受け入れる寛容性」がとても役に立っていることを感じます。現在所属している部署で、普段やり取りする相手先は海外がほとんどなため、意思疎通がうまくいかないことが多々ありますし、時差の問題もあります。そんななか、主体的に部内や外部と細かくコミュニケーションを取ることで、相手が何を望んでいるのかを読み取り、問題を解決できた時にとてもやりがいを感じます。これは、聖心での4年間を通じ、多少なりとも、自分の役割を考え率先して動くことに努力してきたことが生きているのかな、と感じています。
また仕事以外でも少しでも気になったことに対しては「すぐに行動を起こす」ことを心がけていますが、それも聖心で学んだ精神だと思います。

課外活動で得たもの

課外活動では、Earth in Mindに加入して、環境問題の視点から、学食のフードロスゼロに取組みました。学食のゴミは何が多く捨てられているかの実態調査をし、そこから個別にアプローチをかけることで、食べ残しゼロを目指しました。結果的にはゼロにまで持っていくことはできませんでしたが、活動を通じ、目標を明確にして、改善へのアクションを実行するための、PDCAサイクルの大切さを学ぶことができました。この活動により、令和3年度の「気候変動アクション環境大臣表彰」でユース・アワードを受賞したことも、仲間とともにやってきたことへの自信に繋がりました。

  • 国際交流学科
松本 有花 Yuuka Matsumoto
2021年度卒業

株式会社日本政策投資銀行 
業務企画部海外業務企画室
国際交流学科 2022年3月卒業
※ 所属・肩書きを含む記事内容は、インタビュー当時(2023年)のものです。

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